普段の生活で気をつけたいこと

ドラッグは法律で禁止されているので、一度でも使うと犯罪者になります。友だちや知り合いから誘われても絶対に断わりましょう。また、ドラッグは一回使ってしまうと、やめられなくなってしまう中毒性があります。さらに、体にダメージを受けたら、決して元の状態に戻れず、体も心もボロボロになってしまいます。
ドラッグを使って、いいことは一つもないのです。

●ドラッグの種類

覚せい剤、有機溶剤(シンナー・トルエン)、大麻(マリファナ)、ヘロイン、コカイン、MDMA(錠剤型合成麻薬)

先輩の体験談

1回使用しただけでも有罪!刑務所に

男友達に「気持が良くなるよ」と勧められ、お酒の勢いもあり、もらった錠剤を飲みました。
その後、その男友達に送ってもらう途中、警察官に捕まってしまいました。たった1回だけ使用したその日のことです。後から分かったことですが、その男友達は売人で、警察にマークされていたそうです。
2人とも尿検査をされましたが、その男友達は私の目の前で同じ薬を飲んだはずなのに、検査結果は陰性。男友達は偽物を飲んで、私だけに本物を飲ませたようです。
男友達は証拠不十分で釈放、私だけが覚せい剤の使用で逮捕されました。留置所→取り調べ→裁判。判決は当然有罪でした。一度だけでも違法行為。知らずに使っても、有罪になります。

売人がドラッグの中毒性を利用して、最初は無料でくれる場合も多くあります。どんなに親しい人からの勧めでも、あやしいものはきっぱりと断りましょう!

先輩の体験談

覚せい剤の恐ろしさ

施設退所後に、母の家で生活し始めました。そのうち家にお金を入れるように頼まれました。私はお金がなかったのですが、母に喜んでもらいたくて年齢をごまかして夜の仕事を始め、体を売るようになりました。ある日、お客さんの一人がある薬をくれました。飲んでみたら気分がよくなり、イヤなことを全部忘れることができました。私はその薬にハマり、気がついたら薬を買うために仕事をするようになっていました。そんな生活をしていたら、 突然、警察に捕まりました。ハマった薬が、〈覚せい剤〉だったからです。
覚せい剤の禁断症状から抜け出すのは、それはもう大変で、言葉では説明できないくらいの苦しみでした。軽い気持ちで手を出したことを後悔していますし、今、施設で暮らしている子どもたちが、退所後に私のような目に遭わないでほしいと願っています。

脱法ハーブ(危険ドラッグ)もドラッグだから絶対ダメ!

「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」などという薬物が問題になっています。これらは違法で、大変危険なドラッグです。「ハーブ」「お香」「アロマオイル」「アロマリキッド」「バスソルト」など、危険ではないように見せかけて、雑貨屋さんなどのお店で売られていることもあるので、注意しましょう。

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Check!

「家族や大切な人が薬物をやめてくれない!」、「自分ではやめることができない!」そんなときは、近くの警察や麻薬取締部、薬物乱用防止相談窓口で相談しましょう!

薬物乱用防止相談窓口一覧表

受付時間 平日8:30~17:00など
※受付時間は各都道府県によって異なるので、HPや電話で確認してください。


都道府県警察の薬物相談窓口

受付時間 平日9:00~17:00など
※受付時間は各都道府県によって異なるので、HPや電話で確認してください。

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社会人の冠婚葬祭編